日本縦断ラン 13~14日目(岡山)


<13日目(4/14)>
岡山県・倉敷市~岡山県・岡山市

 

休養について

20150414_104424

相変わらず、左ひざは軋む。
それに、右足の甲の腫れがひどい。

 

休養も兼ねて歩いてはいるが、
なかなか走れる状態までは回復しない。

各方面の方々から、

「無理しないように」
「しっかり休んで」

といったお言葉をいただく。

自分としては、歩くことで休んでいるつもりだったが、
どうも脚は中途半端にしか休めていないようだ。

完全休養をとるべきか悩みながらも、結局歩いてしまう。

 

「休む勇気が必要」

とは、よく言われることである。

その所以は、大きく2つだろう。

 

①体力の低下に対する恐れ

 

僕みたいな凡才ランナーは日頃から走っておかないと、すぐに体力が落ちる。

ランニングは「走る」という単純な動作であるからこそ、
体調の変化に気付きやすく、体力の衰えにも敏感になる。

したがって、体力の低下を恐れて、休養をとることに抵抗を感じる。

 

 

②自らに課したノルマを達成できないことに対する罪悪感

 

罪悪感とまで言うと大げさかもしれないが、自分で決めたタスクを予定通りに消化できないと、あまり良い気分はしないものだ。

 

ランニングは、究極の自己肯定型スポーツだと僕は思っている。

自ら考え、練習メニューや目標タイムなどを設定し、実行する。
その成果が、タイムや順位などの数字として表れたときには、何物にも代えがたい達成感がある。

 

ランニングは、努力が成果として表れやすいスポーツである。

自己と向き合い、努力を重ねることで、人は自己肯定感を得られる

 

逆に、設定した練習や走行距離をこなせない日々が続けば、自己肯定感が得られず、自己嫌悪に陥る。

だからこそ、予定外の「休養」をとることには、少なからず躊躇いがつきまとう。

 

 

と、長々と丁寧に説明させていただいたが、休養をとるにも相当の勇気が必要なわけである。

そして、そんなことを考えている間に岡山市まで20kmほど歩いてしまった。

 

今日はこれくらいにしておこう、と宿を探す。

 

ゲストハウス「KAMP」

20150414_17425320150414_173827

20150414_17500120150414_162729

今回の旅では、野宿や、ビジネスホテル、ネットカフェに泊まってばかりで少々寂しかったので、この日はゲストハウスに泊まることにする。

ドミトリー式の相部屋なので低価格で泊まれる。その上、外国人を含め、多くの人と知り合えるので、個人的にはビジネスホテルよりこちらの方が好きだ。

11008596_10153265759068377_8383281805538445025_n

ロベルトは、イタリアのお医者さんだ。

大学の医学部を卒業した後、日本を旅しているそうだ。

 

僕が走って日本縦断していることを伝えると、

僕は「ジャパニーズ・フォレストガンプ」ということになった。

 

いいね。

 

せっかく海外の友人も旅のレポートを楽しみにしてくれているので、

このブログの英訳版を書いてみても良いかもしれない。

 

[13日目・走歩行距離:20km]

 

 

<14日目(4/15)>

岡山県・岡山市にて休養

 

■完全休養日

 

なんだか、最近休養ばかりとっている気がするが、この日は走りも歩きもしないことにする。

いわゆる完全休養だ。

 

これだけ走らない期間が続くのは本意ではないが、

「休む勇気も必要」

と、自分に言い聞かせる。

 

ちょうど、福岡の友人が岡山で新しく務める会社の研修を受けているということで、夜に会う約束をする。

 

それまでの間は、岡山市内でゆっくりすることにする。

 

■読書タイム

 

そういえば、4月に入って本を1冊も読んでいない。

 

完全に活字離れしてしまっている。

 

頭に栄養を与えるつもりで、古本屋にて本を2冊購入し、一気に読了。

20150415_102950

1冊200円で、計400円

 

『働かないアリに意義がある 長谷川英祐』

 

働かないアリ=自分、と見立てたのか、自らを慰めるかのように購入。

 

個人的にポイントは2つ。

・働かないアリが、「余力」として存在している方が、社会は長続きする。

・効率性の追求には限界がある一方で、「無駄」に思えるようなことが、社会の進化の可能性を拡げる。

 

生物界全体の歴史に比べたら、人類の歴史はちっぽけである。

社会の構造を考える上で、生物学から学べることは多いのではないか。

 

『海も暮れきる 吉村昭』

 

小豆島で晩年を過ごした文豪・尾崎放哉の死を描く。

ちょうど、自分が明日、小豆島付近を通過するということで購入。

 

死に際の人間と、その荒んでいく様子が描かれているが、

自然と今の自分の生き方も考えさせられる。

 

「死」は、生きることの一部である。

「死」を意識することで、「生きる」ことをもっと大事にしていきたい。

 

■福岡の友人と岡山で

 

夜は桑原くんと会う。

20150415_205024

大学時代、同じ陸上競技部に属していた。

僕に負けず劣らず、走ることが大好きである。

 

社会人としての新生活についての話を聞き、楽しくやっているみたいで何よりだ。

 

みんな、それぞれの道を歩んでいるなあ、としみじみ思う。

それぞれのフィールドでお互い輝いていたいものだ。

 

Tシャツに寄せ書きも書いてもらった。

20150415_203034

「休む勇気も必要」

 

まさに、今の自分にピッタリの言葉をいただいた。

ありがとうございます。

 

[14日目・走歩行距離2km]

 

投稿者:

Kazuma Uehara

鹿児島県・奄美市出身。
1992年生まれ。
2015年、走って日本縦断を達成。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です