走ることと旅することが好き。2015年走って日本縦断を達成。「走」「旅」をメインに発信。海外のマラソン陸上情報なども。

走×旅 ~Running Journey~

旅 Journey 日本縦断ラン

日本縦断ラン 37~38日目(新潟~長野)

更新日:

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<37日目(5/8)>

新潟県・糸魚川市にて休養

 

●発信することについて

今更な感じもするが、なぜ僕がブログ等で発信し続けるのか、ということについて
言及してみたいと思う。

走りながら旅をするだけでも、かなり体力を使うので、その上ブログも書き続けるというのは、
なかなか骨が折れる。

走るだけの一日の方がシンプルで良い気もする。

それでも、自分が発信し続ける理由は何だろうと考えてみた。

 

(1) 人がなかなかやれない経験を記録として残しておきたいから。

一番に思いつくのはこれだろう。

「日本縦断ラン」という貴重な経験を記録として残しておきたい。

至極、単純な理由である。

 

(2) 自分の報告を楽しみにしてくれている人がいるから。

そして、なぜその記録を人にシェアするのか。

別にブログやSNSで発信しなくても、自分だけの記憶として残しておくという選択肢もある。

 

だが、嬉しいことに

「ブログ読んでるよ。」

「旅の報告、楽しみにしてるよ。」

といった声を頂く。

 

そうか。

自分の経験を他人とシェアすることが一つの価値になるのだと僕は思った。

 

SNS等が発達した現在、情報発信はいとも簡単にできる。

逆に、発信をしないということは、応援してくれる人や報告を楽しみにしてくれている人に対して不義理な行為なのではないかと思う。

 

(3) 自分を客観視するため。

僕は、文章を書くことが割と好きだ。

別に大好きとまではいかないが。

ただ、文章を書くと頭の中が整理されるというのは本当のことのようで。

何となく思っていたことや感じていたことが、文章の中で言語化されることで初めて、自分で自分の考えていたことが理解できることもある。

その点で、僕は

思考=言語化すること

というふうに考えている。

 

そして、ものごとを言語化する過程で、人はその経験、出来事、感情を客観視することになる。

 

走っていて、大変なことや辛いときもある。

だが、それを文章として言語化してみると、そのときには既に、ものごとを客観的に捉えている。

「言葉にしてみると案外、大したことなかったな。」とか

「振り返ってみると、良いネタになったな。」とか、思えるものだ。

 

こういったプロセスにおいて、いわゆる思考の整理が生じる。

僕はその感覚が、面倒くさくもあり、楽しかったりするのだ。

 

 

以上が、僕が情報発信をする主な理由であるが、

ここで断っておきたいのは、僕は別に

「走って日本縦断してるんだぜ。凄いだろ。」

と自慢したいわけではないということだ。

まあ、全くその気持ちがないわけでもないが、それは重要な要因ではない。

 

走って旅をするというのは、僕自身が勝手にやりたいと思ってやっていることだし、

発信などしなくても十分に楽しめることだ。

むしろ、オープンにすることによる気苦労も正直ある

 

ただ、発信し続けることの意義を重視しているだけである。

 

自分のやりたいことやその思いを発信することで、新たな出会いがあったり、それが自分のやりたいことの実現に繋がる

まさにこの「日本縦断ラン」がそうだ。

そして、前述したように自分の発信を楽しみにしてくれている人がいるというのが、何より意義深い。

 

拙い発信ではあるが、今後もお付き合い頂けるとこの上ない喜びである。

 

[37日目・走歩行距離:0km]

 

 

<38日目(5/9)>

新潟県・糸魚川市~長野県・小谷村

 

糸魚川発

20150509_062823

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午前、5時半。

新潟県・糸魚川を発つ。

国道148号線に乗って、姫川沿いに長野県へ向かって南下する。

 

この道は、日本を東西に分かつ大断層・フォッサマグナの境界線でもある。

日本列島の大地の構造を意識しながら走ってみるのも面白い。

地質学なんて全く興味のなかった自分がこんなことを言うのだから、旅の影響力というものは侮れない。

 

●フォッサマグナ

20150509_090754

ここがフォッサマグナの西の境目

 

フォッサマグナとは、目に見えない巨大な溝である。

その深さは約6000mだそうだ。

1600万年前は海であったところに岩石が溜まってできている。

 

つまり、今自分が立っている地点を境に、

左側が4億年前の大地、右側が1600万年前の大地ということになる。

 

そのスケールの大きさを前に、ただ呆然とする。

たかだか1年間フラフラしていたって長い目で見たら一瞬の出来事にも及ばないのだ。

「大学卒業後、すぐに就職しなければ後はない」

と言う人もいるが、何をそんなに焦る必要があるのか。

 

20150509_090403

さらに、この場所は地球規模で見ると、

ヨーロッパプレートと北アメリカプレートの境目でもある。

 

これまた、なんというスケールの大きい話だ。

自分がどうしようもなくちっぽけな存在であることを痛快なほど思い知る。

20150509_091651

たかが日本縦断したくらいでなんてことはない。

きっと今目の前にしている日本アルプスからしてみたら、

アリがちょこっと進んだくらいのものだろう。

 

別に自分を凄い人間だと大きく見せる必要もない。

そうしたところで、自然という強大な力の前では無に等しいのだ。

 

●信越の山越え

20150509_114000

姫川に沿って、さらに南下していく。

見渡す限り、信越の山並み。

谷を流れる姫川の急流がこの大地を形作ってきたのだ、と実感する。

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実際にこの辺りは最近でも地滑りが起こっているらしい。

 

●長野県へ

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豊かな水と森に囲まれながら、新潟県と長野県の県境に達する。

信越の道は、トンネル・洞門が多い

1000m超のトンネルがいくつも連なる。

一番長い洞門トンネルは約6km続いた

流石、山の国だ。

20150509_141438

しかし、足下には気を付けた方が良い。

トンネルの壁面から森の水が染み出していて、地面が泥でぬかるんでいる

それだけならばいいのだが、トンネル内の灯りが少なく、車が通らないときは全く足下が見えないことがある。

ヘッドライトがあると便利だ

 

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しばらく走ると、道の駅・小谷が見えてくる。

小谷と書いて、「おたり」と読ませる。

そう言われなければ、「おたに」と読んでしまうところだ。

 

ここから、温泉スキー場が増えだしてくる。

 

●白馬村

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午後になって雨が降り出す。

それほど強い雨でもないので、そのまま走り続ける。

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雨が滝の流れをより一層強くする。

 

途中、雨の中をバカでかいリュックを背負って走る自分を心配してくれたのか、

「兄ちゃん、乗ってくー?」

と車から声をかけられる。

 

ヒッチハイクしてもないのに向こうから乗せてくれるなんて。

雨風が冷たかったが、その気持ちが温かい。

 

だが、こちらは「日本縦断ラン」なので、車に乗ってしまえば元も子もない

気持ちだけ有難くいただき、先へ進む。

 

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そして、白馬大池駅に辿り着く。

白馬村はスキー場が多く、冬の時期はスキーをしに人が集まるそうだ。

今日は既に走歩行距離が40kmを超えているので、ここで休むことにする。

 

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駅内で、駅ノートなるものを発見。

この駅を訪れた人たちが、老若男女問わず、このノートに書き込んでいて面白い。

中には、上手なイラストを描いている人もいる。

 

せっかくなので、僕も書き込んでみる

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実は、僕も絵を描くのが好きで、ふとその血が騒ぐ。

 

今後、長野県・白馬大池駅を訪れる機会があったら、そこの駅ノートを覗いてみてほしい。

 

[38日目・走歩行距離:43km]

 

 


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