走ることと旅することが好き。2015年走って日本縦断を達成。「走」「旅」をメインに発信。海外のマラソン陸上情報なども。

走×旅 ~Running Journey~

旅 Journey 日本縦断ラン

日本縦断ラン 87~88日目(宮城)

更新日:

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<87日目(6/27)>

宮城県・北上~宮城県・南三陸町

 

●北上発

大雨の中、トンネルで夜明けを待つ

寒くて、まともに眠れたものではない。

半睡眠状態である。

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3時半頃、ようやく山の輪郭が見えだした。

そして、だいぶ明るくなってきた4時半に出発。

とにかく、早くこの場から離れたかった。

 

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ほぼ無睡眠の状態で、昨日の夜からまともな飯も食べずに雨の中を走る。

 

少し切なくなってくる。

 

だが、走りは軽快。

1km5分台のペースで、起伏のある道をしっかり走れている。

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海を眺めながら走っているうちに、南三陸町に入る。

 

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津波の被害の爪痕が各地に確認できる。

話には聞いていたが、やはりその被害は甚大だ。

 

道路も決壊しているところがあり、注意して走らなければならない。

 

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約60kmぶりのコンビニを発見。

コンビニも仮設である。

 

雨はその激しさを増してきた。

足元がぬかるんでいて滑りやすい。

工事の土が流れ出しているところも多いのだ。

 

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やばいコーヒー屋

自虐マーケティングといったところか。
気になったが、朝早かったのでまだ開いておらずスルー。

 

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それから、起伏のある道を越え、

ついに南三陸の港町に下りてくる。

 

女川町と同様、周りは盛り土だらけ、工事車両だらけである。

震災前のこの町の様子が想像できない

 

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雨がどんどん強くなってくる中、休憩できそうな場所を探す。

もはや、まともに前を向いて走れない程の荒天だ。

 

かれこれ、早朝から4~5時間雨に打たれている

冷えた身体に風が吹きつけ、かなり過酷な状態になってきた。

 

近くのコインランドリーに逃げ込む。

服もバックパックもびしょ濡れなので、

ここで一通り洗濯を済ませることにする。

 

●南三陸石けん工房

 

洗濯を済ませた後、こちらへお邪魔する。

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南三陸石けん工房さん。

http://www.i-local.co/

 

このお洒落なキューブは全て石けんである。

可愛らしい見た目で、まるでケーキのようだ。

 

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この石けん工房は、福岡出身の厨さんが震災後、南三陸に移り住んで新しく興した事業だ。

地域に雇用を生み、継続的な貢献をしたいとの思いがある。

 

他にも被災地の外と内を繋ぎ、コーディネートする仕事もしている厨さん。

ビジネスとは何か、という話などもして勉強になった。

まだまだ自分の考えは甘いと痛感する。

 

この日は厨さんの家に泊めてもらうことに。

 

助かります。

ありがとうございます。

[87日目・走歩行距離:26km]

 

 

<88日目(6/28)>

宮城県・南三陸町~宮城県・気仙沼市

 

●南三陸町散策

 

午前中は、石けん工房の引っ越し作業を少し手伝った。

昨日と比べると、雨はだいぶ弱まった。

作業が一段落ついた後、厨さんが被災地を案内してくれた。

 

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この地区で最も津波の浸水地点が高かったところである。

その高さは30m近くあったそうだ。

 

丘の上にある中学校のグラウンドが当時の避難場所として指定されていたのだが、

4年前の津波はその丘をも飲み込んだ。

 

当時この場所に避難してきた人は、ここなら安全だと思って足下の町を眺めていたことだろう。

それが、この丘の上に建つ中学校の1階部分まで浸水したのである。

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眼下の光景はすべて津波が飲み込んだ。

この辺りには150軒ほどの家屋があったと言うが、現在その面影は見られなかった。

震災後、山にはバスが突き刺さっていたという。

 

実はこの地区を昨日僕は走って通っていた。

しかし、まさかここに町があったとは思わなかった。

ただの海沿いの田舎道だと思って走っていたのだ。

 

説明されなければ、そこに町があったと気付かないほどなのである。

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時計は震災が発生した時刻で止まっている。

信じられないが、この地点まで津波が来たという事実を、折れた電柱が物語っていた。

 

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テレビでもよく映される防災庁舎の跡。

「防災対策庁舎」という文字が寂しく残っている。

 

●南三陸町発

厨さんと別れ、南三陸町を発つ。

たくさん良くしてもらった。

ありがとうございます。

 

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南三陸から、海沿いに上っていき、気仙沼を目指す。

 

その道中にも津波の爪痕が度々目に入ってくる。

決壊した線路や家がところどころにある。

 

今自分が走れていることがどれだけ恵まれたことか、少し実感が強くなってきた。

 

●気仙沼市

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気仙沼市の中心街より少し南の階上(はしかみ)というところで脚を止める。
今日の宿はここにある。

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気仙沼ゲストハウス“架け橋”

 

こちらも福岡出身の田中くんが運営をしている。

田中くんは僕と同世代の学生である。

ゲストハウス運営の他にも、被災地ボランティア派遣地域振興事業など、気仙沼で様々な活動を行っている。

とてもしっかりしていて、尊敬する同世代だ。

 

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夜は、気仙沼の海の幸をみんなで頂きながら、遅くまで語り合った。

この辺では、ご近所さんから鰹をまるごと一匹もらうこともざらだという。

流石、気仙沼だ。

 

この晩もご近所さんからもらった鰹を美味しくいただいた。

東北にも居場所が次々と増えていって感慨深い。

 

[88日目・走歩行距離:34km]







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