日本縦断ラン 133~134日目(北海道・小樽~札幌)


<133日目(8/12)>       

北海道・小樽市~北海道・札幌市

 

●小樽市発

3日間ゆっくり過ごした小樽を発つ。

 

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今日はお隣の札幌市へ向かう。

いよいよ北の大都会だ。

 

札幌までは、37km程。

一日で十分に走れる距離ではある。

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しばらく海沿いの坂道を走る。

天気は快晴。

水平線が伸びているのが綺麗に見える。

 

昨日、ゆっくり温泉に入ったので、身体の疲労は抜けている。

気になるのは、足の裏に張りがあることくらいだ。

1km5分50秒程のペースで淡々と走る。

 

●ランナー同士の会話

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札幌までの道をひたすらと走ていると、やたらとランナーとすれ違う

 

というのも、実は北海道マラソンが今月末に控えているのだ。

 

北海道マラソンまであと約2週間

参加するランナー達は、恐らく最後の追い込み練習に差し掛かっている頃だろう。

道理ですれ違うランナーが多いわけである。

 

兎も角、そうしたランナーの姿を見ながら走っていると、こちらも元気が出てくる。

 

そんな中、一人の男性ランナーが前方に見えた。

 

ペースは僕よりも遅いようで、どんどんその男性ランナーの姿が大きくなってくる。

僕は軽く頭を下げて、そのランナーを追い越した。

 

それからしばらくすると、後方から足音が聞こえてきた。

次第に足音は大きくなっていく。

 

そう、男性ランナーが巻き返してきたのだ。

 

それから僕を追い越すかと思いきや、僕の斜め後ろにぴたりと位置付けた

 

「何っ」

 

言葉には出さない。

 

それから二人の並走はしばらく続く。

お互いに口は聞かないが、明らかに意識している。

 

すると、その男性ランナーは急にスピードを上げて僕を抜き去った

 

「何っ」

 

少し驚いたが、僕は自分のペースを守って淡々と走り続けた。

 

しばらくすると、その男性ランナーの姿が再び大きくなってくる。

僕は一気に追い越そうとスピードを上げた。

 

ところが、その男性ランナーは食い下がってきた

 

むむ。

 

少しムキになってしまいそうだったが、

別に勝負ではないから無理に引き離さなくても良いか。

 

そうして二人の並走は続く。

 

未だにお互いに口は聞かない

ただ相手の息遣いと足音を聞きながら走っている。

 

これがランナー同士の会話だ。

 

こういう状況が5km程続いて、男性ランナーは道を左に折れた。

 

「どうも」

 

「頑張ってください」

 

「ありがとうございます」

 

その時に初めて我々は言葉を交わした。

 

その男性ランナーは僕のバックパックに書かれている「日本縦断ラン」の文字をずっと目にしていたはずだが、そのことには触れなかった。

そして、僕らはお互いの名前も知らないままに別れた。

 

だが言葉で話すよりも多くのことを語り合った気がする。

 

●札幌市

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道中、休憩を一度挟んで札幌市に到着

時刻は17時になっていた。

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やはり北の大都会

 

車通りも人通りも段違いに増えた。

背の高い建物が立ち並び、信号に足止めされる回数も増える。

 

都会らしいお洒落な服装に身を包んだ若者たち。

颯爽と歩いているサラリーマン。

仕事終わりの時間帯で街は慌ただしくなってくる。

 

「都会に来た」

という実感が湧いてきて、すぐそれに慣れた。

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宿は全く決めていなかった。

 

ネットで札幌のゲストハウスを検索してみると結構その数は多い。

せっかくゲストハウスがあるなら人に会いに行こうと思い予約をとった。

 

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こちらが本日のお宿。

「つむり庵」

 

清潔な寝室とリビングはゆっくり休むのに最適だ。

騒がしすぎない感じで居心地が良い。

 

若いオーナーが気さくに出迎えてくれる。

 

朝食付きで一泊2980円(ドミトリー)。

 

ジュエリーアーティストの方やメキシコから来た旅人と話したりして夜を過ごした。

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[133日目・走歩行距離:35km]

 

 

 

<134日目(8/13)>     

北海道・札幌市

 

●札幌市2日目

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午前中は「つむり庵」のリビングでオーナーや他のゲスト達と話したり、ブログ更新をしたりして過ごす。

それから13時に宿を発つ。

 

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今日は札幌市内でいくつか足を運びたいところがあるので、市内を散策する程度だ。

 

札幌市内と言っても広大だ。

 

地図を確認してみると目的地は結構離れている

 

これは今日も意外と走り回ることになるかもしれない。

札幌市は軽い散歩の気持ちで見て回れるほど狭い街ではないようだ。

 

●ちんとんけん

6km程移動してまず訪れたのはこちら。

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「ちんとんけん」

札幌市中心から少し南の平岸というところにある。

 

カナダの語学学校に行っていたときに知り合った友人の親御さんが営んでいるラーメン店だ。

 

そんな不思議な繋がりで訪れたのであるが、店長はとても良くしてくれチャーハンギョーザまで差し入れてくれた。

 

もちろんラーメンも美味い。

肝心の写真を撮り忘れたが、本場の札幌味噌ラーメンを食べることが出来て良かった。

 

ありがとうございました。

 

●Mr. Bicycle

次は、平岸からさらに12km程離れたところにある平岡公園に向かう。

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その平岡公園の近くにある「Mr. Bicycle」

自転車屋さんと思わせの、床屋さんである。

 

実はここ、日本一周チャリダー北海道一周チャリダーなどの旅人の聖地だ。

なんとここのオーナーは旅をしているチャリダーに対して無料でカットと顔剃りをしてくれるというのだ。

 

紳士な雰囲気漂うオーナーもかつて自転車で北海道一周日本一周をした経験があり、旅をしているチャリダーにとても親切にしてくれる。

僕はチャリダーではないが、「日本縦断ランナー」ということで温かく出迎えてもらった。

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オーナーの手技は巧そのもの。

一つ一つの手さばきが熟練されている。

 

顔剃りは人生で一番気持ち良かった。

二ヶ月半伸ばした髪もようやく切ってもらい、毛髪の軽量化を果たした。

これで明日からまた頑張れる。

 

さらには寝床明日の朝食の提供までしてくれた。

 

本当に紳士である。

ありがとうございます。

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夜はこちらのアウトドアベッドで寝させてもらった。

 

[134日目・走歩行距離:18km]

 

投稿者:

Kazuma Uehara

鹿児島県・奄美市出身。 1992年生まれ。 2015年、走って日本縦断を達成しました。

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