阿蘇生活、始まる


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阿蘇に来てから一週間が経とうとしている。

 

現在、僕は“ゲストハウス阿蘇び心”でヘルパーとして働かせてもらっている。

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ゲストハウス阿蘇び心 HP

“阿蘇び心”では、高いクオリティのおもてなしを学ぶことが出来る。

そこは世界中から様々な人間が集う和の空間である。

 

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そして何より阿蘇の大地を走るのが気持ち良い。

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毎日この風景の中を走れるなんて素晴らしい。

 

ランニングコースのすぐ傍に牛馬たちがムシャムシャ草を食べてこっちを見ている。

彼らの生活はシンプルだ。

ただ食って、歩いて、寝る

 

人間からしたらそれはちょっと退屈なので、あと一つ二つくらい張り合いのある何かをやっておけばそれくらいで十分かな。

 

阿蘇の風景は僕をそういう気持ちにさせる。

何も難しく考える必要はない。

 

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11月6日午前6時半、今朝の阿蘇市は深い霧に包まれた。

一寸先は闇、いや霧。

車で向かうのは、阿蘇を囲む外輪山

 

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日の出とともに、美しい雲海を臨むことが出来た。

 

雲海に覆われているのは、世界でも最大級の規模を誇る阿蘇カルデラ

30万年という時の中で形成された地形だ。

 

この大型火山が豊かな水資源を蓄え、大地を肥やし、生命を育んだ。

そして、時には災害をもたらした。

 

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冬の足音が近づく季節の夜、ゲストたちと焚火を囲んで、静かに語り合う。

 

それぞれの旅の話を聞いていると、やはり僕もまた旅に出たくなる。

何せ、僕はまだ世界を全然知らないのだ。

 

日本縦断を終えてある程度は落ち着くかと思ったが、旅立ちの衝動はいつでもまたやってくる。

腹が減ったのと同じように旅がしたくなる。

困ったものだ。

 

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僕は阿蘇の山を走っている。

聞こえるのは自分の足音と呼吸音、それから野鳥のさえずりと時々、牛の鳴く声。

 

どこに向かって走っているのだろう

ゴールが見えない。

だって世界はあまりにも広すぎる。

だから、頑張ることがどうしようもなく空虚なものに感じられることもある。

 

それでも、僕の両足は一歩一歩前に進む。

空虚であろうが何であろうが、前進している。

ただそれだけでいいのかもしれない。

 

幸福も成功もありやしない

そんなものは世間体だ。比較の世界だ。

比較の一切ない世界において、幸福やら成功やらが存在するのか甚だ疑わしい。

 

もちろん、ある程度の比較や競争が避けられないのが社会である。世間である。

しかし、その社会を構成するのは個人である。

社会とは、私であり、あなたである。

 

一人一人がそれぞれの道を進めば良いだけだ。

そうした認識をしたとき、「比較」「受容」「競争」「共存」へと形を変える。

多分。

 

ああ、言葉遊びもここまでくると非道いものだ。

 


 

 

投稿者:

Kazuma Uehara

鹿児島県・奄美市出身。 1992年生まれ。 2015年、走って日本縦断を達成しました。

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