http://ja.starwars.wikia.com/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA_%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%892/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%94%BB%E6%92%83
“最新作公開直前”特別企画。
「スター・ウォーズ名言考察」シリーズ、第2弾。
『エピソード2』の名言チョイスはこちら。
“I should think that you Jedi would have more respect for the difference between knowledge and...wisdom.”
「おまえたちジェダイはもっと知識と知恵の違いに敬意を払うべきだな」
デクスター・ジェットスター
http://starwars.wikia.com/wiki/Dexter_Jettster
ある暗殺者の行方を追うオビ=ワン・ケノービ。
手がかりとして残されたのは、一本の毒矢。
しかし、どこの分析ドロイドに調べさせてもその正体は分からない。
そこで、オビ=ワンは旧友のデクスター・ジェットスターの知恵を頼る。
すると、デクスターは見事にその毒矢の出所を言い当て、それに付随する様々な情報をオビ=ワンに提供した。
そして彼は皮肉交じりにオビ=ワンをこう諭したのである。
“知識”と“知恵”は違うぞと。
“知識”とは「知る」に留まる行為である。
ただ「知る」というだけであれば、ネットで検索すればいくらでも可能だ。
しかも、この情報社会にあって世間には嘘とも本当とも分からぬ情報が錯綜している。
一歩間違えば、情報提供者の作った世界に惑わされてしまうことになりかねない。
何事も「知る」ことが始まりであるということは間違いないが、“知識”に頼りすぎると壁にぶち当たる。
ただ「知る」だけでは、その“知識”が正しいかどうかを判断するプロセスが抜けているのだ。
その一方で、“知恵”はさらに物事の道理を理解し正しく処理していくことを意味する。
“知識”の内容を自らのフィルターに通して適切に判断するわけだ。
また、そこにあなた自身のオリジナリティーが生まれる。
デクスターの言葉は、この情報社会にあって今一度見直されるべき言葉だと思う。
誰でも簡単に情報を発信することができるようになった現代、眉唾ものの情報がネット、テレビ、新聞、あらゆるところで飛び交っている。
すると当然、それらの膨大な情報を取捨選択しなければならない。
その為には、明確な自分の考えや判断基準を持つ必要がある。
与えられる情報を何の疑いもなく受け取っていては、自分で考える力がなくなってしまう。
かく言う僕も大いにその傾向があるわけなので、これは自戒である。
ありがとう。
デックス。
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あと、作者の真意をより深く知る手がかりになるのは、セリフの原文を知ることだと思う。
日本語字幕も日本語吹き替えも、大抵意訳がされているためだ。
なので、より深く踏み込みたい場合は英語原文のセリフを読む(聞く)ことをお勧めする。
英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ [エピソード1/ファントム・メナス][エピソード2/クローンの攻撃][エピソード3/シスの復讐]
英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ [エピソード4/新たなる希望][エピソード5/帝国の逆襲][エピソード6/ジェダイの帰還]