走ることと旅することが好き。2015年走って日本縦断を達成。「走」「旅」をメインに発信。海外のマラソン陸上情報なども。

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御殿場・富士山遠征3日目 富士登山駅伝

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◆富士山7合5尺からの御来光

午前4時半起床

山小屋の朝は早い。

日の出とともに起きる。

 

みな、考えることは同じで、御来光を見に山小屋の外へ出る。

来た来た。

う~ん最高。

これぞ、山小屋泊まりの醍醐味。

山小屋泊まるの初めてだけど。

 

でも、実は

「ああ、こんなものか」

と思う自分もいて、なんだか無感動な自分が悲しくなってくる。

 

でも、美しいものは美しい。

それ以上でもそれ以下でもない。

そういう静かで穏やかな感動は確かにあった。

 

僕もまだ人の心を持っているのだと信じたい。

 

◆富士登山駅伝6区

なんやかやで、富士登山駅伝は5日朝8時にスタート

山小屋のラジオから実況が流れてくるがあまり緊張はしない。

淡々と準備している内にあっという間に中継の時間がやってきた。

 

1位中継はやはり地元・御殿場滝ケ原自衛隊

3連覇中、今回4連覇を狙っている。

 

2位中継は鹿児島の国分自衛隊

国分自衛隊も2013年と2014年に2連覇を果たしている。

5区永里さんから6区川さんへ。

実は2人とも僕と同郷・奄美の出身である。

 

永里さんは徳之島が育んだ山の神

いまや日本を代表するスカイランナーである。

 

川さんは、同じ中学校の先輩

就学期間は被っていないものの中学時代からずっと憧れのランナー。

 

偉大な2人の圧巻の走りに感動。

多分、今朝の御来光より感動した。

 

しばらく間が空き、ついに「GGRC熊本」が中継地点に現れる。

5区オガタさんから6区イワナガさんへ。

こちらも力強いタスキリレー。

オガタさんはチームを一般の部2位に押し上げた。

ただただ凄い。

 

GGRCキャプテンのイワナガさんもやはりしっかりまとめて走ってくる。

大会前の段取りからお世話になり、その仕事ぶりに感服する。

 

とかとか、興奮している間に、続々とチームが中継地点にやってくる。

霧が立ち込めるカーブの多いコースなので、いつ自チームの前の走者がやってくるか分からない。

 

と、思った矢先、ゼッケン番号「8番」の番号が呼ばれる。

つまり「くまもとトレイル連盟」のことである。

いよいよ、富士山頂区間の始まりだ。

 

ヴ。

スタート直後から既にキツい。

心臓はバクバクし始め、足腰にもすぐに乳酸が溜まってくる。

平地でスピード練習をする時のキツさとはまた違う。

 

ゴツゴツした岩が増え始めるとさらにスピードは落ちる。

場所によっては、手を使って登らないといけない。

こういった区間はもはや歩きである。

 

ただ、歩きでも速い遅いというのはあって、富士山慣れしている人達はその歩きがすこぶる速い。

もはや走力の問題ではない。

富士山頂区間における適性の問題だ。

 

足腰は動かなくなり、心臓は飛び出るかと思った。

下手すると、高山病か?

 

なんて、うじゃうじゃ言い訳みたいなことを書き連ねているが、これは走った後に振り返って思ったこと。

走っている間は本当に記憶が飛びそうなくらい頭の中もはっきりしておらず、ただただ耐えて山を登っていた。

他の選手に抜かされる度に焦りこそ感じたが、とにかく上へ上へ登ることだけ考えて歩いていた。

 

前へ前へ、ではない。

上へ上へ、だ。

 

進行方向がちょっとおかしい

 

すると、いつの間にか山頂に到着。

この辺もあまり記憶がない

 

下りに変わるといくぶん意識がはっきりしてきた。

やはり高山病ではなく、ただただ登りに弱いということだろうか。

 

下りは危険なトレイルだが、あまり頭で考えず流れに身を任せる感じで、ある程度スピードに乗って下ることが出来た。

何度か滑って軽く転倒したものの大きくバランスを崩すことはなかった。

多少バランスを崩しても上半身や両手を使って修正する。

 

なるほど。

これは慣れてくれば結構いけるのかもしれない。

しばらく下っていると心肺的なキツさはなくなってきた。

でも、本当は下りでも心肺がキツくなるくらいスピードに乗っていないといけないのだろうか。

 

ううむ。

難しい。

6区は完全にスペシャリスト区間だ。

7区ウエスギさんへ襷を繋ぐ。

 

上りでは何人に抜かれたか分からない。

下りでは、何人か抜き返した。

それでも、大ブレーキには違いない。

富士山山頂には全く歯が立たなかった

 

6区4.92km

1:06:41

 

全くもって不甲斐ない結果である。

チームのみなさんには本当に申し訳ない。

 

◆大会終了後

 

大会終了後は自力で御殿場口まで下らなければならない。

ダメージを負った身体で富士山の急斜面を下るのはかなり筋繊維が破壊されていそうだ。

スピードを落としたら落としたでブレーキをかけるのがキツい。

 

そんなこんなで、なんと御殿場口に到着。

靴は完全に逝った。

 

そして、チームのサポート車でゴール地点へ移動。

サポートの方々には頭が上がらない。

 

実はチームのメンバーとはこの時に初めて会う方がほとんど。

今回は寄せ集め的なメンバー編成だったため、普段から一緒に練習する機会はほとんどないのだ。

それでも、チームのみなさんは、優しく、気さくな方ばかりなので、今回の自分の失敗もフォローしながら接してくれた。

 

南海薬草館にて、富士登山駅伝・夜の部

意識・実力ともに高いレベルの方々と話して、身の引き締まる思いだ。

 

富士山を走るなんていう変態な競技は好きだが、駅伝というチーム競技になると好きなだけでは不十分。

チームに迷惑をかけないようには速く強く走れるように鍛えておかないと。

 

今回は失敗したが、良い経験にはなった。

これを必ず次に繋げていきたい。

 

そして、富士山遠征のお話はもう少し続く。







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