走ることと旅することが好き。2015年走って日本縦断を達成。「走」「旅」をメインに発信。海外のマラソン陸上情報なども。

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“高い質”は“豊富な量”から生まれる

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◆“量”重視か、“質”重視か

“量”“質”が対立して語られることが往々にしてある。

“量”“質”果たしてどちらが大事なのだろうか



例えば、マラソンの練習でも同じことがよく議論の的となる。

マラソン練習は果たして“量”を重視すべきなのか。

それとも“質”を重視すべきなのか。


おそらく最近の潮流としては後者だろう。

「“質”を重視すべきだ。」

という世間一般の論調があるように思える。



ここでいうところの“量重視”という言葉が意味するところは、例えば“月間走行距離”のことである。

月間300km走れば、このくらいまでマラソンの記録が伸びるはず。

そうした目に見えやすい練習量を重視した考え方である。


それに対して、“質重視”というのは一つ一つの練習において頑張りどころを限定するということを意味する。

代表的なものをあげれば、それは“スピード”

速いスピードで走ることが、むやみやたらに練習量を増やすよりも効果的だ。

という考え方である。


さて、果たしてどちらが正しいのだろう。



◆ズルく答えるならば、“量”と“質”どちらも大事

ズルい言い方をすれば、

「どちらも大事」

というのが、僕の考えだ。


“量”だけに偏って“質”をおろそかにしてはいけない。

かといって、“質”ばかりを追い求めて“量”をおろそかにしてはいけない。


確かに、長い距離ばかり走ってスピードを磨かなければ、マラソンで速く走るためには効果的ではない。

かといって、スピードばかり追い求めて走る距離が不足していたら、これまたマラソンを走り切るスタミナが身に付かない。


という、当たり前な言い分なわけであるが、これだと何の変哲もない主張に過ぎない。

物事をはっきり言い切らない THE 日本人 的な主張である。


これはこれで、ひとつの僕の考え方なのだが、今回はそんなことを主張したいのではない。



“量”と“質”の関係性について述べたいのだ。


◆“高い質”は“豊富な量”から生まれる

“量”と“質”の関係性とはどういうことか。


それはつまり、

“量”と“質”、どちらがどちらに先立つのか?

ということを問いたいのである。


先に僕の意見を言っておくと、



「“量”が“質”に先立つ」



という見解になる。


つまり



“豊富な量”から“高い質”が生まれる。

“高い質”を求めるならば、まずは“豊富な量”をこなさなければならない。




先の例を取り出して、マラソン練習の話をしよう。

“豊富な量”から“高い質”が生まれる。

このことをマラソン練習にあてはめるならば、以下のようになる。



「走行距離を増やしていくなかで、質の高い練習とはどのようなものか見えてくる」



いくら「量より質重視」と言っても、最初から質の高いものを求めるのはステップが飛躍している。


まずは“量”をこなしていかなければ、練習の中での力の入れどころや大事にすべきポイントは見えてこない。


“量”を増やしていく中で、無駄なこともあるだろう。

また、非効率的なこともあるだろう。


しかし、無駄と思えるようなことを積み重ねていく中で、本当に“質の高いもの”が見えてくる

「何が大事なのか」が見えてくる。

「何がポイントなのか」が見えてくる。

「どこに力を入れるべきなのか」が見えてくる。

そして、次第に“質の高い”練習ができるようになるのだ。


最初から、賢く“質の高い”練習を「効率良く」してやろうというだけでは脆弱だ。

何が効率的なのか、何が質の高いものなのか、を知るには“量”をこなしていく中で自分の実感を持って「これだ!」と気づくしかない


例え人から「このやり方が効率的だよ」と教えられることがあってもそれがあなたにとっても通用するとは限らない。

試行錯誤を重ねる中で“質の高い”ものを探していくしかない。


“無駄かもしれないこと”の中に実は大事なことが潜んでいるかもしれない。

それだ。

それが大事なのだ。


“無駄かもしれないことの積み重ね”こそが効率的なのだ。


◆ブログもそうだと思った

今回この記事を書こうと思ったのは、実はブログがきっかけだ。

バケモノブロガーのイケダハヤト氏(最近はブロガー引退を表明しているが・・・)はブログの更新量がめちゃくちゃ多いことで有名だ。


つまり“量重視”


しかし、その“量”を積み重ねていく中で、きっと物凄い量のノウハウが彼の中で蓄積されていき、効果的なものと非効果的なものの判別がつくようになる。

そして、それが結果的に“質の高い”アウトプットに繋がっているのだろう。


だから、ただ単に“量”を積み重ねるだけではなく、その過程で試行錯誤を繰り返して、あくまで「何が効果的なのか」を探し続けることが大事。


そのことがよく分かっていなかった自分は、ブログを書き始めた当初



「イケダハヤトは“量重視”と言うけれど、俺は“質重視”のブログで勝負するぜ」



なんて、思っていた。


なんとまあ、驕った考え方だろう。

繰り返しになるが、大した“量”も積み重ねていないのにいきなり“質の高い”ものなんて生み出せないのだ。



圧倒的な“量”の積み重ね。

その先に“高い質”のアウトプットが存在する。





だから、まずは“量”を愚直に積み重ねていこうと思う。




まずは、書き続ける。

そしてまた、書き続ける。




もちろん“量”を積み重ねることが目的ではない。

その中で滲み出てくる“高い質”を逃さず捉えていきたい、と思う。




以上、新米もの書きの所信表明。












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