スター・ウォーズ名言考察<エピソード6>

 

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http://ja.starwars.wikia.com/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA_%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%896/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%80%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%B8%B0%E9%82%84

 

 

“最新作公開直前”特別企画。

「スター・ウォーズ名言考察」シリーズ、第6弾。

一応、最終回。

 

では、『エピソード6』の名言チョイスはこちら。

 

“You’re going to find that many of the truths we cling to depend greatly on our own point of view.”

「我々が固執する真実というものの多くは我々自身の視点に強く依存しているのだよ」

オビ=ワン・ケノービ

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http://www.starwars.jp/wiki/%E3%82%AA%E3%83%93%EF%BC%9D%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%93

 

かなり直訳気味だが、要は物事の真実はその人の視点によっていかようにも変わり得るということだ。

 

例えば、今日の気温が10℃だったとする。

真冬でも15℃程度の南の島で育った僕にとっては“10℃”という気温は「寒い」と感じる。

(少なくとも、島から出た当初の僕にとっては寒いと感じられた。)

 

ところが、僕が今住んでいる熊本県・阿蘇標高500m

11月でも氷点下は珍しくないので、“10℃”という気温はむしろ「温かい」部類に入る。

北海道で育った人はより「温かい」と感じることだろう。

 

同じ“10℃という事実がありながら、受け取る人の視点立場によってその解釈は変わるのだ。

 

似たような話は枚挙に暇がない。

自分が短所だと考えていたものが他人にとっては長所だったりするのは視点の違いによるものだし、

ある人に効果抜群なトレーニング法が別の人にとっては効果がないというのは立場の違いによるものだ。

 

だから、万人に共通する真実などきっとない。

真実はどこか遠くに存在するのではなく、自分自身が決めるものだ。

そして、それはあなたが育った環境なり、積み重ねてきた経験なり、出会った人の影響なりで決めるものなのだろう。

 

要するに、世の中の様々な事象は「善悪」ではなく、「好き嫌い」で語られる。

人は大抵、自分が信じたいものを信じているだけだ。

理由は後付け

なるべく公平な立場と視点から理論武装しておけば問題ない。

 

 

だが、論理は果たしてどこまで万能か。

絶対的正論を言い続けていたら後で苦しくなる。

論理に合わないものは許されず、心変わりすら許されなくなるかもしれない。

自分さえも変えることが出来なくなってしまった果てに、他者を排除する手段をとってしまいかねない。

 

心変わりしたって良いじゃないか。

しなやかであれ。

 

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション

スター・ウォーズ プリクエル・トリロジー DVD-BOX<3枚組>

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あと、作者の真意をより深く知る手がかりになるのは、セリフの原文を知ることだと思う。

日本語字幕も日本語吹き替えも、大抵意訳がされているためだ。

なので、より深く踏み込みたい場合は英語原文のセリフを読む(聞く)ことをお勧めする。

 

英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ [エピソード1/ファントム・メナス][エピソード2/クローンの攻撃][エピソード3/シスの復讐]

 

英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ [エピソード4/新たなる希望][エピソード5/帝国の逆襲][エピソード6/ジェダイの帰還]

 

スター・ウォーズ名言考察<エピソード5>

 

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“最新作公開直前”特別企画。

「スター・ウォーズ名言考察」シリーズ、第5弾。

『エピソード5』の名言チョイスはこちら。

 

“Sometimes I just don’t understand human behavior. After all, I’m only trying to do my job.”

「ときどき人間の行動が理解できなくなります。どのみち私は自分の仕事をがんばるだけです」

C-3PO

C-3PO

https://pt.wikipedia.org/wiki/C-3PO

なんと達観した言葉だろう。

シリーズ全作品を通して登場するプロトコル・ドロイドのC-3POの一言だ。

 

まるで太宰治が晩年に残した『人間失格』にある一節、

『自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです』

という言葉を彷彿させる。

太宰は自らを“狂人”あるいは“世離れ人”のような存在と捉えて人間という生物を洞察しているが、ドロイドである3POもそうした人間の不可解な行動を客観視する能力に長けているのだろう。

 

彼は毎回、事実と分析を出来る限りの正確さをもって主人公一行に伝えるのだが、大抵煙たがられて終わる。

正論を言っても必ずしも通用しないのが人間だ。

だからこそ、人間同士のコミュニケーションは極めてすれ違いが多い。

ましてや理論だけで行動するドロイドが人間を理解できないのは当然だ。

 

ただ、特筆すべきは3POが続けて言ったこの言葉だと思う。

 

「どのみち私は自分の仕事をがんばるだけです」

 

どうやら彼は人間を理解することを止めたようだ。

理解できないものに延々と時間を割くのではなく、自分の仕事に集中しようというわけだ。

実に合理的である。

 

別にこれはドロイドに限った話ではないだろう。

人間だってそうだ。

赤の他人同士が完全に理解し合うなんて不可能である。

 

“人間同士の完全理解は不可能”という前提の下にそれぞれの思惑を擦り合わせるのがコミュニケーションだ。

完全にコントロール可能な人間なんて考えてみたら不気味である。

何か遺伝子操作でもされているのではないかと疑いたくなる。

 

とまぁ、ここまでは言い過ぎかもしれないが。

ともかく、全ての人とあまねく理解し合えるなどというものは幻想だ

そのミスマッチの中でいかに落としどころを見つけていくかが肝であり、それが世間の生き辛さである。

 

それに、理解し合う必要がない場合だってある。

埒のあかないミスコミュニケーションを続けるより、今自分の目の前にあることに集中した方が良いこともある。

自分のやるべきことを追求することで周りに集まる人間も変わってくるし、あるいはその人達の考えにある程度影響を与えるかもしれない。

明らかに馬の合わない人間は自然と離れていき、もっと大事にすべき人達が見えてくるだろう。

 

要するに、変えられるのは“自分”だけということだ。

エゴイスト万歳。

 

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あと、作者の真意をより深く知る手がかりになるのは、セリフの原文を知ることだと思う。

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なので、より深く踏み込みたい場合は英語原文のセリフを読む(聞く)ことをお勧めする。

 

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スター・ウォーズ名言考察<エピソード4>

 

 

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“最新作公開直前”特別企画。

「スター・ウォーズ名言考察」シリーズ、第4弾。

『エピソード4』の名言チョイスはこちら。

 

“I take orders from just one person– me.”

「俺はただ1人の命令にしか従わない。つまり俺だ」

ハン・ソロ

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http://hollywoodblvdla.blog.fc2.com/img/han-solo-with-blaster.jpg/

 

歴代スター・ウォーズのキャラクターの中でも抜群の人気を誇るハン・ソロのこの一言。

個人主義者のハンらしい痛快な言葉だ。

 

人に命令されるのが嫌いで、自分のやることは自分で決めるというはっきりとした意思表明をしている。

どうやら彼は責任の所在を明確にしたがる性分のようで、その後も

「責任者はあいつだ / He’s the brains.」

と言ったり、

「おれのせいじゃない / It’s not my fault.」

と言ったりしている。

 

自分で決めたことには自分で責任を持つが、それ以外のことは関心がない。

そうしたある種のわがままさが彼の魅力だ。

 

彼が責任の所在をはっきりさせたがるのは、相手を一人の独立した個人として尊重しているからであり、同様に自分自身も一人の独立した個人として尊重しているからだと思う。

 

主人公一行から離反したかと思えば、肝心なところでは戻って手助けをする。

一見心変わりが激しく掴みどころがないようだが、それも自分の意思に対して実直に行動するが故である。

全ての行動は彼自身の判断によるものというわけだ。

 

実世界でも、自分が行動する(しない)理由を他人に依存している人が多い。

誰々に反対されたから出来ないとか、誰々の世話をしないといけないから自分のやりたいことが出来ないとか。

 

確かに、自分の行動理由を他人に依存するのはラクだ。

大義名分があった方が人は迷いなく行動できるものだ。

 

しかし、そこに自分の意思がなければいつか路頭に迷うだろう。

自分より大きい何かに頼って生きていたとしても、いずれは“自我の壁”にぶつかる。

こればかりは自分の力で突破するしかない。

 

“わがまま”というのは、自我と向き合っている証拠と言えるかもしれない。

 

わがままになるのも難しい。

いや、既に十分わがままな僕だけれども。

 

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あと、作者の真意をより深く知る手がかりになるのは、セリフの原文を知ることだと思う。

日本語字幕も日本語吹き替えも、大抵意訳がされているためだ。

なので、より深く踏み込みたい場合は英語原文のセリフを読む(聞く)ことをお勧めする。

 

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スター・ウォーズ名言考察<エピソード3>

 

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“最新作公開直前”特別企画。

「スター・ウォーズ名言考察」シリーズ、第3弾。

『エピソード3』の名言チョイスはこちら。

 

“All who gain power are afraid to lose it.”

「力を手に入れた者は皆、それを失うことを恐れるようになる」

パルパティーン

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スター・ウォーズ史に残る長編シーン。

パルパティーンの教えである。

 

権力なり、財力なり、あらゆる力を持った者は誰でもそれを失うことを恐れる

 

例えば、大金を得た者はそれを失うことを恐れ、税金対策などをし始めるかもしれない。

また、社内で権力のあるポストに就いた者はその座を失うことを恐れ、社員同士で足の引っ張り合いを始めるかもしれない。

そして、マラソン大会でチャンピオンになった者はその栄光を失うことを恐れ、2連覇、3連覇へのプレッシャーに苦しむことになるかもしれない。

 

力を追い求め続けた結果、皮肉にも脆弱になっていくわけだ。

ややもすれば、「これは私のものだ。誰にも渡さない」という極端な利権主義に陥ってしまう。

 

「もっと力を付けたい」

より大きな力を探求することは人の性である。

 

しかし、そこに何の目的もなければ、すなわち「力を得ること」が目的になってしまえば、行き着く先は不毛だ。

 

その力を何に使うのか。

何の為にその力を付けたいのか。

 

ここは自分の中で整理しておいた方が良いだろう。

 

例えば、大金を得た人でその使い方が分からない場合がある。

私腹を肥やし続けることが目的なのか、新しい挑戦に投資することが目的なのか、お世話になった人に還元することが目的なのか。

どれが正しいと言うつもりはないが、そういったことを意識しておくだけでも意義はあるように思う。

 

“力”はある意味、手段であり、道具である

道具ばかり持っていてもその使い道が分からなければ宝の持ち腐れだ。

 

結局、アナキンは絶大なる力を持つに至ったが、守るべきだった筈の大切なものを失った。

そして、その有り余る力をぶつける対象が必要になった。

自分の新たな居場所が必要になった。

 

人は“力”ですら抱え込むことが出来ないのかもしれない。

 

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日本語字幕も日本語吹き替えも、大抵意訳がされているためだ。

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スター・ウォーズ名言考察<エピソード2>

 

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“最新作公開直前”特別企画。

「スター・ウォーズ名言考察」シリーズ、第2弾。

『エピソード2』の名言チョイスはこちら。

 

“I should think that you Jedi would have more respect for the difference between knowledge and…wisdom.”

「おまえたちジェダイはもっと知識と知恵の違いに敬意を払うべきだな」

デクスター・ジェットスター

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http://starwars.wikia.com/wiki/Dexter_Jettster

 

ある暗殺者の行方を追うオビ=ワン・ケノービ

手がかりとして残されたのは、一本の毒矢

しかし、どこの分析ドロイドに調べさせてもその正体は分からない。

 

そこで、オビ=ワンは旧友のデクスター・ジェットスターの知恵を頼る。

すると、デクスターは見事にその毒矢の出所を言い当て、それに付随する様々な情報をオビ=ワンに提供した。

 

そして彼は皮肉交じりにオビ=ワンをこう諭したのである。

“知識”と“知恵”は違うぞと。

 

“知識”とは「知る」に留まる行為である。

ただ「知る」というだけであれば、ネットで検索すればいくらでも可能だ。

しかも、この情報社会にあって世間には嘘とも本当とも分からぬ情報が錯綜している。

一歩間違えば、情報提供者の作った世界に惑わされてしまうことになりかねない。

 

何事も「知る」ことが始まりであるということは間違いないが、“知識”に頼りすぎると壁にぶち当たる。

ただ「知る」だけでは、その“知識”が正しいかどうかを判断するプロセスが抜けているのだ。

 

その一方で、“知恵”はさらに物事の道理を理解し正しく処理していくことを意味する。

“知識”の内容を自らのフィルターに通して適切に判断するわけだ。

また、そこにあなた自身のオリジナリティーが生まれる。

 

デクスターの言葉は、この情報社会にあって今一度見直されるべき言葉だと思う。

誰でも簡単に情報を発信することができるようになった現代、眉唾ものの情報がネット、テレビ、新聞、あらゆるところで飛び交っている。

すると当然、それらの膨大な情報を取捨選択しなければならない。

その為には、明確な自分の考え判断基準を持つ必要がある。

 

与えられる情報を何の疑いもなく受け取っていては、自分で考える力がなくなってしまう

 

かく言う僕も大いにその傾向があるわけなので、これは自戒である。

 

ありがとう。

デックス。

 

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション

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あと、作者の真意をより深く知る手がかりになるのは、セリフの原文を知ることだと思う。

日本語字幕も日本語吹き替えも、大抵意訳がされているためだ。

なので、より深く踏み込みたい場合は英語原文のセリフを読む(聞く)ことをお勧めする。

 

英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ [エピソード1/ファントム・メナス][エピソード2/クローンの攻撃][エピソード3/シスの復讐]

 

英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ [エピソード4/新たなる希望][エピソード5/帝国の逆襲][エピソード6/ジェダイの帰還]

 

スター・ウォーズ名言考察<エピソード1>

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http://tamanasi.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_85c/tamanasi/star-wars-wallpaper.jpg

 

『スター・ウォーズ』シリーズ最新作、『エピソード7/フォースの覚醒』12月18日に公開される。

 

「名言の宝庫」としても有名なスター・ウォーズ。

自称・筋金入りのスター・ウォーズファンの僕が、“最新作公開直前”特別企画として「スター・ウォーズ名言考察」シリーズをお送りしたいと思う。

 

ストーリーの核心に触れないように

 

不朽の名作『スター・ウォーズ』について、今更改めて概要を説明する必要もないだろう。

とは言え、僕の世代(1992年生まれ)以降では、「スター・ウォーズなんて一度も観たことない」「なんとなく観た覚えはあるけど・・・」といった人も少なくない。

 

そういった人に向けて親切にも『スター・ウォーズ』の大まかなストーリーをまとめてくれているネット記事もたくさんあるが、僕は出来るだけ本作品を実際に観てストーリーを楽しむことをお勧めする

 

だから、ここではなるべくストーリーの核心になるべく触れないようにしながら「名言考察」を行いたいと思う。

 

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http://ja.starwars.wikia.com/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BA_%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%891/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%8A%E3%82%B9

 

では、『エピソード1』の名言チョイスはこちら。

 

 

“Mom, you say the biggest problem in this universe is nobody helps each other.”

「ママ、言ってたよね。宇宙で一番大きな問題はみんなが助け合わないことだって」

アナキン・スカイウォーカー

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http://www.starwars.jp/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Anakin_Skywalker.jpg

 

はっとさせられる一言だ。

 

旅の道中でトラブルに陥ったジェダイ一行。

その彼らを助けたいと願う少年アナキン・スカイウォーカーが純朴な心のままに放った言葉だ。

 

彼の提案は見返りを求めない、無欲なものであった。

まだ幼い少年であるにも関わらず彼は“Give & Give”の精神を持ち合わせている。

いや、幼い子供だからこそ、よりシンプルで物事の核心を突いた言葉を発することが出来るのかもしれない。

 

「助け合いが大切だ」なんて言葉は誰でも一度は聞いたことがあるだろうし、言ったことがあるだろう。

どうやらそれは、宇宙でも同じらしい

 

しかし、人はいつの間にか「それは自分にとってどんなメリットがあるのか?」「費用対効果は?」「これをすることになんの意味があるの?」「重要度の高さは?」などと、妙に合理的になってしまう。

成熟するとは、頭が良いとは、賢いとは、こういうことなのだろうか。

 

別に見返りを求めてはいけないとか言うつもりはない。

そりゃあ僕だって見返りを求めてしまう大人になりつつある。

現代日本が資本主義社会である以上、見返りを求めないきれいごとだけでは生計を立てていくことは難しいだろう。

 

だが、世界は“100対0”ではない。

中には合理的に説明することが難しいことだってある。

 

僕は日本縦断中に多くの人々から“無償のほどこし”を受けた。

遠方の知り合いや初めて会った人に食事をご馳走してもらったり、泊めさせてもらったり。

貧乏旅をしていた筈が、2~3日続けて焼き肉を食べさせてもらったこともあった。

 

今では相当図々しくなった僕も、当時はそういった人々の親切を受けるのに戸惑いがあった。

明らかに僕は“もらってばかり”だったからだ。

「こんなに合理的でないことがあっていいのか?」

 

多分、良いのだ。

一見合理的でないようなことがあっても、世界は回る。

与えたもの、与えられたものは、直ぐにではないかもしれないけれど、巡り巡って何かに還元されるのだと思う。

それは、お金という形であるかもしれないし、その他の物質的なものかもしれないし、行為的なものかもしれない。

あるいは、感謝という気持ちかもしれないし、はたまた、物凄く抽象的なものかもしれない。

 

日本縦断をする前はそれほど気にも留めていなかったこのアナキンの言葉だが、今ではストレートに心に響く。

 

ところが、このアナキンの純粋無垢な心が後に彼を悲劇に巻き込むことになる。

光と影は常に紙一重である。

何が正しくて、何が悪いかなんていくらでも変わり得るということも同時に考えさせられる。

 

 

スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイコレクション

スター・ウォーズ プリクエル・トリロジー DVD-BOX<3枚組>

スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー DVD-BOX<3枚組>

 

 

あと、作者の真意をより深く知る手がかりになるのは、セリフの原文を知ることだと思う。

日本語字幕も日本語吹き替えも、大抵意訳がされているためだ。

なので、より深く踏み込みたい場合は英語原文のセリフを読む(聞く)ことをお勧めする。

 

英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ [エピソード1/ファントム・メナス][エピソード2/クローンの攻撃][エピソード3/シスの復讐]

 

英語シナリオで楽しむスター・ウォーズ [エピソード4/新たなる希望][エピソード5/帝国の逆襲][エピソード6/ジェダイの帰還]

 

バック・トゥ・ザ・フューチャー2015年の予言が当たっているかどうかは、どうでもよい

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http://karapaia.livedoor.biz/archives/52128279.html

2015年10月21日

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http://livedoor.blogimg.jp/aixca/imgs/5/c/5caa9766.jpg?ac2a966a

いまや“名作”と言ってもいいだろう。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ三部作

本日、2015年10月21日は、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』にて、主人公のマーティとドクがタイムトラベルをしたまさにその日である。

いわば今日は「バック・トゥ・ザ・フューチャー記念日」であり、SNSやニュースサイトではしきりにこの話題が上がってくる。

そして、その内容は大体こういうものが多い。

「映画で描かれた2015年と実際の2015年を比較してみた」

といった類のものだ。

僕もバック・トゥ・ザ・フューチャー(以下BTTF)の一ファンとして、2015年10月21日というのは特別な日だと感じていて、もちろんこのワイワイ騒ぎが嫌なことはない。

むしろこの映画の魅力を再認識する人が増えてくれたら幸いだ。

だが、僕はここで“筋金入りのBTTFファン”として物申したい。

2015年の予言が当たっているかどうかは、どうでもよい

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http://matome.naver.jp/odai/2141987957604737101/2141988245305480303

 

このBTTF記念日が近づくにつれて、SNSやニュースサイト、まとめサイトでは「2015年の予言がどれだけ実現したか」を検証する記事が爆発的に増えた。

 

正直なところ、僕はそのような検証は「うん、まあそうだよね」と思うくらいで、あまり面白くない。

 

それは、僕がこの話題には常にアンテナを張っていたから新鮮味がないだけで、別に記事そのものを否定しているわけではない。

 

 

しかし、興味深い話もある。

 

BTTF三部作の脚本を務めたボブ・ゲイルは、『PART2』の未来を描いた場面を振り返ってこう語っている。

 

「ぼくは未来を描いた映画が嫌いで、今回も未来を描く気はなかった」

「未来を描いた映画に正しいものはない。キューブリックでさえ未来を正しく予言できなかった」

(DVD『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2』 三部作の秘密:第二章より)

 

そう。

そもそも、脚本家のボブは未来を正確に予想しようなどとは毛頭思っていなかったのである。

 

代わりに、BTTF製作陣は、2015年という未来をただ単純に「明るいもの」「ジョーク」として作中で描くことにしたのだ。

 

 

BTTFの真髄は「未来は変えられる」というテーマ

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http://www.denofgeek.com/movies/16532/the-plot-holes-and-paradoxes-of-the-back-to-the-future-trilogy

 

いわずもがな、BTTFの魅力は「時間旅行」というテーマだけではなく、「人間ドラマ」としての奥深さにもある。

 

その「人間ドラマ」の奥深さを引き出しているのは、

「未来は変えられる」

という前提条件である。

 

・『PART1』は、いじめられっ子だったジョージ(マーティの父親)が作中で成長し、自ら「未来」を変えていく話。

 

・『PART2』は、人間の悪意によって未来の情報が過去に持ち込まれ、「未来」が悪い方向へ変わってしまう話と、それを正すために奔走する話。

 

・『PART3』では、恋に落ちたドクが自らの決断で自分の望む「未来」を掴み、マーティは短気な性格が災いして起こるはずだった「未来」の悲劇を自らの成長によって退けた

 

こうしてみると、BTTFが単なる「時間旅行」の話ではないことは一目瞭然だ。

 

BTTFでは、「未来」とは常に流動的に変わっていくものであり、その一瞬一瞬の出来事や行動によって「未来」は大きく変わる可能性がある、という主題が滲み出ているように僕は思う。

 

Back-to-the-future-3

http://ciatr.jp/topics/52768

それは、ドクのセリフにも表れている。

 

「道だと?これから行くところに道など要らん」

“Roads? Where we’re going, we don’t need roads.”

(『PART1』より)

 

「人間の未来はすべて白紙だっていうことさ。未来は自分で作るのだ」

“It means your future hasn’t written yet. No one’s has. Your future is… whatever you make it.”

(『PART3』より)

 

しびれる。

 

タイムトラベルの映画というと、やはりどれだけ時代再現が正確かといったことに目が行きがちだ。

 

しかし、僕はむしろBTTFの「未来の移ろいやすさ」に注目したい。

一瞬一瞬こそが「未来」を作るのだということをこの映画は折々のシーンで伝えてくれているような気がする。

 

端的に言ってしまおう。

 

分かり切った未来などつまらない。

「未来」は予測できないからこそ面白い